2007年12月29日土曜日

そういえば引越し

日記としてブログを書いていないのと、自転車と関係ないと思ってたので、書きそびれてたのですが、この11月に引っ越して目黒区に住むことになりました。

引越しといっても実家に戻って、2世代住宅で親と住んでいるので、知らない町に引っ越したわけではないのですが、実際に引っ越してみると自転車生活に影響が大きかったというお話です。たとえばポジティーボでロードバイクを購入するのも、近くに住むことになったからです。

≫多摩サイまで意外と近い
とにかく多摩サイへの道筋を見つけなければ。
大体5km強で多摩川に出れました。今までが2kmだったので、2倍以上の距離ですが、自転車ライフを続けるには問題ないはず。

【写真:早速、多摩サイの始点まで走ってみました】

≫東京は坂の町
久しぶりに故郷を自転車で走ると、坂が多いのに驚いた。
タクシー運転手の格言に「東京の道は坂で覚えろ」というのがあると聞きました。なるほど、微妙なアップダウンや、こんなところに何故急坂が?な道が多いです。東京といっても山の手だけでしょうけど、国立市周辺が異様に平らだったのですね。
 でも、多少でこぼこのほうが楽しいかも。

≫都心まで意外と近い
大体5km弱で山の手線内に入ります。
こんなに近かったんだ。
でも信号が多くてスピードが上がりません。

≫世田谷は迷路
自転車で走っても迷路。
道が異常なほど狭いのに、一方通行じゃなくて、しかもバスまで走ってくる。もちろん昔からよく知ってるはずなのだけど、改めて走ってみてびっくりした。

≫PD-A530が便利
都心でこそ威力を発揮するのかも→PD-A530。
渋滞や商店街通りに迷い込んだときなど、ビンディングを外したままペダリングできるのがとっても便利。

≫青梅は遠くになりにけり
一時間で行けた秋川や青梅は遠くなってしまった。また別の目的地を探そうと、またもや地図を購入してにらめっこ。

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2007年12月25日火曜日

地図を見てニヤニヤ

地図を見てると楽しい。
走りから帰ってくると、ストレッチをしながら地図を広げ、どこを走ったか思い出しながら、通った道路をハイライトしてゆく。まだ走ってない道を探して、いつ行けるだろうと一人でニヤニヤしてたりする。少しずつ地図が埋まってゆく感じが楽しくて仕方がない。

妻が気を利かして「今日はどこ走ったの?」と聞いてくれたりする。何が楽しいんだか、自分でもよく分からないが、やめられない。

そいういうわけで、自転車に便利そうな地図をいくつかご紹介。

≫東京多摩、でか字まっぷ(2万分の1)
国立市周辺をポタポタと走っている間は、この地図が便利だった。
細い道も出ているし、細かい道の形状もだいたい読み取れるので、面白そうな場所を見つけやすい縮尺と思う。大きさも小さくてポケットに入るし、その割にはカバーエリアも広い。

≫都市地図 多摩全図(6万分の1)
距離が出てくると、ポケット地図では全体像がつかめなくなってきた。そこで多摩全部を一枚で見渡せる地図を買ってみた。こんな位置関係になってたんだ、と見通しがよくなって気持ちがいい。

抜け道を探すには縮尺が小さいが、主要道を走るには便利。多摩地区の地図だが相模湖や秩父の一部も出ていて、もっと遠くまで走りたくなった。色を塗ってるうちに地図が破けてしまったので減点1。

≫横浜・川崎でか字まっぷ(2万分の1)
半分近くの縮尺が1万分の1。この縮尺だとエリアが狭すぎて使いづらい。自転車には必要ない情報が多くて見にくい。とはいえ、ちょうどいい大きさの地図も見つからないので、川崎・横浜方面を走るときはこの地図もって行きます。

≫東京白地図(2万分の1)
大きくて真っ白な地図に、きれいに色を塗りたいと思ってたところで見つけた地図。緑が一般道、青が主要道、自転車レーンがあれば紫、濃い色がお勧めで……と色に意味を持たせて塗り始めたが、すぐに挫折。今は2色になっている。

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2007年12月19日水曜日

自転車の小物達

新しいバイクを待ってる間、なんとなく手持ち無沙汰。
なので、自転車用品の小物の雑感を少し。のんびりとポタリングしてた時には気にならなかったのに、距離とスピードが出てくると困ってしまうことが多くなった。

≫グローブ(手袋)
2時間を越えて走ると手首が痛くなるのだけど、お尻の痛みに比べればたいしたこともなく、気にも留めずにいたのだけど…

ある日、なるしまでぶらぶらしていたとき、何気なくグローブを手にとってみた。で、特に考えず、いい加減に(サイズすらあわさず)購入。

そんな感じで選んだグローブだけれど、手首がすごく楽になった。今ではグローブ無しで走るなんて、考えられません。

≫サングラス
走る速度が遅いときには気にならなかったのだけど、スピードが上がってくると目が乾いてつらい。そして春になると飛びまくる虫をよけるためにサングラスを買った。

想像通り、普通のめがねと違って目が楽だ。けど、有名なのは高いね。ワイズバイクのオリジナルブランドのサングラスを購入。今ではサングラス無しで走るなんて、考えられません。

≫ヘルメット
ポタリング中心だったころは、必要ないやと思ってたが、だんだんと走るスピードが上がってきて、購入した。やっぱり怖い。

しかし、格好良いのは2万円以上する。高いね~
頭の形にあって、そこそこのデザインで、値段も1万円を切るヘルメットを購入した(OGKのW3)。今のところ不満はない。

≫携帯ツール
ある日、サドルの高さが気になりだした。
走っているときに高さを変えるようにと携帯ツールを購入(Topeakハマーヘキサス16)。おぉ、サドルを調整すると、走りやすいじゃないですか。雑誌で読んだとおりだ。

アマゾンで買ったのだが、レビュー通りといった印象。機能の豊富な携帯ツールなのだが、実際に携帯して使うのは一部のみ。なので、もっと簡単なのでも良かったとは思う。でも、これより軽いツールは少ないし、値段も悪くない。自転車以外でも使う機会があったので、やっぱり機能が豊富なものは便利と思った。

≫パンク修理キット
必要なのは、チューブ、携帯ポンプ、タイヤレバー、の3点セット。
走っても10kmぐらいのときは、パンクしたら押して帰ればいいやと気楽に考えていた。タクシーという手もあるし。

これまた距離が出てきて、帰るのも大変だし、万が一人気(ひとけ)のない田舎道でパンクしたらしゃれにならない。と考えるようになって購入した。

* * * * * *

自転車購入と同時にそろえろと雑誌で書いてある小物ばかり。
そして、使ってる人にとっては、当たり前のことばかり。

最初から一揃えしてしまえば早いのに、ひとつずつ経験しないといけないのは、自分の性格か。実際に使うと、当然だけど、どれも非常によくできていて、自転車が快適になるものばかりでした。さらにスピードと距離が増えると、もっといいものが欲しくなるのだろうな。
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2007年12月14日金曜日

モルティローロを注文・・・

とうとうロードバイク乗りへ、二歩目を踏み出しました。
ウィリエールのモルティローロを注文。

買う前に一度は実車を見てみたいと、何箇所か自転車屋を回りましたが、見ることはできず。で、本日、ポジティーボにふらりとよってみると、ありました。WilierのMortirolo。しかも欲しかった白。うん。きれいな自転車。いい感じじゃないですか。もう細かいことは考えず、その場で発注してきました。もちろん色は白で、コンポは105。

  • カタログではモルティローロの重量は8.6kg。
    ちょっと重いのが気になる。
  • が、重さが必ずしも全てではないらしい。永井さんいわく、よく走るいいバイクということ。重さなんか気にしないことにしよう。それに、他のバイクも似たような重さだし(オルベアのオニクスとか)。
  • 軽くてよく走るならCR-1がいいかも。
    が、納期が長いという話もあるしなぁ。人気車種だし、多少マイナーなほうが面白いかも・・・
  • それに、見た目も重要だよな。
    長く乗るバイクなのだから、気に入ったのに乗りたい。
以上のような、思考を経たようです。

長い間、悩んでいた気がしますが、結局同じことを考えているだけだったなぁ・・・

* * * * * *

帰り際、一緒にお店にいたお客さんが声をかけてくれました。
「実は、前のバイクがモルティローロだったんですよ」
えっ、!?

「いい自転車ですよ。
 適度にしなって、
 でもスピードがあがると、ぐいっと加速するんです。」

いい話をありがとうございます。

「それでは、楽しんでください、
 またの機会に・・・」

といって、パリス・カーボンで去ってゆきました。
ちなみに、パリスはがちがちに硬いといってました。

モルティローロの納入が待ち遠しい。
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2007年12月11日火曜日

ちょっと1~2時間

もう半年ぐらい前だけど、子供が産まれた。

初めての赤ちゃんの誕生で、家族の生活が大きく変化した。自分といえば2時間以上自転車に乗れない日が続いていた。

そんなある日、嫁の友達が遊びにきた。

赤ちゃん生まれたてのママと、
お腹の大きなママさんが集まり、
育児の話に花が咲いたらしい。

どうも、そのうち一人のだんなさんも自転車に乗るらしい。

そして、その自転車乗りも、
ちょっと1~2時間走ってくる
と言って走りに出かけるのだそうだ。

それだけなのだけど、
僕と一字一句同じなので、笑ってしまった。

赤ちゃんのリズムが、
ミルク→オムツ換え→昼寝→泣く、
を2時間ぐらいで繰り返す。女房といえば24時間体制で子供の面倒を見ていて、真夜中でも2時間に一度起きてミルクをあげている。もちろん、外に出ることもできない。まさに24時間体制で面倒を見ている。そんな状態の時に何時間もだんなが遊びに出るのは難しい。

でも、走りたい。
でも、1時間では走った気がしない。
でも、2時間以上は無理。
だから、ちょっと1~2時間。

パパはみんな同じなんだと思いました。

*****

それから3ヶ月ぐらいして、赤ん坊のサイクルが3時間ぐらいに長くなり、赤ちゃんの世話にも慣れて余裕が出たのか3時間ぐらいは乗れるようになりました。

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2007年12月7日金曜日

次のバイクに…

僕のレイズ号が零号機なら、

次にアンカー(碇)を選ぶと
初号機になるなぁ。

じゃあ、弐号機は・・・
ラングレーなんて自転車あったっけ?
自転車の運搬用に日産ラングレーとか?

2007年12月6日木曜日

バイクの印象

勧められた中でも次の3機種に惹かれている。そこで雑誌やポジティーボの永井さんとお話して受けた自分なりの印象をまとめてみました。

≫ScottのCR-1 Team

走りのCR-1。
どの雑誌を読んでも、走りに関してはクラスを超えていると書いてある。永井さんも同じ意見のようで、特に振動吸収性についてはべた褒めでした。選んで間違いないバイクのようです。前に試乗したことがある唯一のバイクでもあって、そのときも気持ちよく走ると思った記憶があります。
 ただし人気機種だけあり、在庫が薄いかも。う~ん、余り長く待つのはいやだなぁ。来年の3月ごろには欲しい。

≫アンカーのRFX8

安心のRFX8。
ロングライドに最適で、振動吸収性がよくて、楽なポジションがとりやすくて、値段も安くて、その割りによく走るというロード初心者のためのようなバイク。ヒルクライムも無難にこなすとのこと。なんといっても日本ブランドだ。
 問題は日本ブランドなことぐらいか(おや?)。いや、なんとなくデザインが普通かなと。

≫WilierのMortirolo:

美しいイタ車のMortirolo。
なんて、まだ実車を見たことがないのだけど。雑誌の写真と、友人の話からのイメージ。見た目が気に入ってます。走りはアンカーに似ていて、結構よく走るという話。シルベストのウェブページでもほめられてたし。
 カタログ上ちょっと重量があるのが欠点か。でも実際の走りにどれぐらい影響あるのだろう?

見た目でモルティローロかな?

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2007年12月3日月曜日

ロード乗りへの第一歩

いよいよロード乗りへの道を一歩進むことにした。
なんて、単にバイクショップに行って、真剣に話しをしてきただけの話ですけど。

『ロードバイク欲しい病』にかかってすでに10ヶ月。もっと早く買ってもよかったのだけど、子供が生まれたり(!)、引越したりで、今に なってしまった。2008年モデルのバイクも出揃い、いいタイミングかもしれない。サイクルモードに行けなかったのが残念だが、どうせ試乗したって乗り味 なんか分からない、と思い込むことにして、さて・・・

さて、本来なら一番悩むべきショップ選び。
友人の勧めもあり世田谷のポジティーボに即決。自分はロードレースはまったくの素人だけど、店主の永井さんはすごい経歴の持ち主という話です。でも非常に敷居の低いお店で、じっくりと自分の話を聞いてもらえました。それでいて自転車や乗り手への理解は深そうな感じを受けました。

お店に行く前に決めたことは、予算と目的。
予算は30万円前後で、心拍計も欲しい。
目的はロングライドで、レース目的ではない。でも、気持ちよく走りたい。

そんな話を真剣に聞いた後、勧めてもらったのはフルカーボンのバイクで、次の機種でした。
 -アンカーのRFX8、
 -WilierのMortirolo、
 -GiosのGress、
 -OrbeaのOnix、
 -ScottのCR-1 Team、
 -CannondaleのSynapse 5。

ポジティーボで扱っている車種の中で、永井さん自身がお勧めできる機種ばかりということでした。実際、初めてのロードバイクで、このクラスであれば、どれを選んでも間違いないということでした。値段か、デザインか、走りか、スペックか、重量か・・・悩ましくも楽しい時間が始まりそうです。

おや?今までと余り変わらない気がするなぁ・・・

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2007年11月27日火曜日

レイズ号・改造まとめ

今年の一月にロードバイク欲しい病にかかってから、少しずつ改造を加えたポイント・レイズ号。ひとまず改造は一段落。いつの間にか自転車に名前がついている・・・

00年?月 購入時に
     バーエンドバー
     アジャスタブル・ステム
05年4月 サドル交換      ~ 7000円
     ブレーキシュー交換  ~ 2000円?
     タイヤ交換      ~ 4000円?
07年6月 シートポスト交換   ~ 4000円
07年8月 新ホイール      ~35000円
07年8月 SPDペダル       ~ 5000円
     計          ~57000円

単にパーツを交換しただけなので、改造というとちょっと恥ずかしい気がする。カスタマイズも違うだろうし。改良?改善?

計算上はシートポストで320グラム、ホイールで140グラム以上、合計460グラム以上の軽量化ができたはず。体重計で実測した結果、旧10.9kgから現10.4kgの約500グラムの減量を達成、計算とほぼ一致した。後400グラムで10kgを切るなと一瞬思ったが、その資金は次のロードに回そう。

元が10万円の自転車が、今は15万円にグレードアップ。実際、乗り心地はかなりよくなったと思う。必要を感じたところを改造したので、どれも満足だった。じっくりと効果を確認しながらひとつずつ交換していったので、楽しかったが、こうして一覧にまとめ てみると「意外と少ない」感じ。
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2007年11月21日水曜日

SPD(PD-A530)の使い心地

なんとなく気が進まなかったビンディングペダル。
なるしまフレンドの立川新店のオープン日にふらりとよってみると、おや、PD-A530があるじゃないですか。で、衝動(?)買い。シューズも買って、SPDでビンディングデビューと相成りました。

それが8月24日の話。そのときにブログに書いておけば、もっとアクセスが伸びただろうに…

ホイールも交換したし次は・・・と思ってたとはいえ、足を固定するので立ちゴケしそうだし、自由を奪われるようで何となく気乗りしなかった。雑誌には筋肉を30%余計に使えるとか、坂が楽になるとか、すごい話が書いてあるけど本当かしらんと思っていた。

買ったばかりのSPDとシューズを履いて、家の周りを走ってみた。足が固定されてるので、何も考えなくてもペダルをぐるぐる回せる。それ以上は、よく分からない。

そのあと2ヶ月近く走った感想は、
 -走りが30%速くなるわけではない、
 -斜度30%の坂が登れるわけではない、
 -でも30%長く走れる気がする。

明らかに疲れが減った。
坂でも前に比べて1~2段大きなギアで登れている。同じく発進時のギアが一段低くなった。俗に言う「くるくると回す」ペダリングがしやすいためか、踏まなくなったからではないかと思っている。まぁ引き足ができてるかどうか、いまだによく分からないけど。今やビンディング無しで自転車に乗ると違和感があるぐらい。

さて、大人気らしいPD-A530について、今のところ特に不満がない?という感じ。
平らな面が上に来るとビンディングがはまらないのだけど、もう一周待てば半周するとビンディング面が上になってくるので、簡単にはめられる。最近は信号待ちの後など、最初からビンディング面が上に来るようになった。慣れの問題のようです。ビンディングしか使わないのであれば最初から……と考え無いようにしてますが。

SPDシューズは便利でした。一度だけ仕事に履いていったところ、気がついたのは自転車乗りの一人だけ(他の人は妙な靴ぐらいに思ってたのかも・・・)。ちょっと写真を撮りに歩く時とか、SPDは微妙に便利に感じます。ま、次はSPD-SLとかにしてみたいと思ってますが。

実を言うと、最初はTIMEとか言ってました。膝が痛くなることが多いので、膝に優しいと評判のTIMEのペダルを使ってみようかなと。TIME使いの友人に聞いたら、「コスパ悪いよ」と一言。まずはSPDぐらいを使って、それで膝が痛ければTIMEにすれば?と極く真っ当な意見を言われた次第です。

立ちゴケはしますね~。
もう歳なので平衡感覚がなくなってきてるのかも。昔、ぎっくり腰した後から、ちょっと高所恐怖症になりました。前は感じなかった高さでも、腰がスーッと寒くなります。

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[追記:街中を走るときにビンディングから足をはずしたまま、ペダルをこげるので便利と思いました。]

2007年11月15日木曜日

手組みホイールに交換

いよいよ改造の本命、ホイールの交換。

注文したのは手組みホイールで、リムはMavic Open Pro、ハブがDeore XT、スポークは国産の14番、タイヤはPanaracerのTourer 26C。おそらく、かなり普通な組み合わせ。

スポークの数は32本。
何本がいい?ときかれたけど、決め手が分からない。キャンピング用具など重い荷物を運ばなければ32本がお勧め、というので32本に。

ということで、新旧のパーツを一覧にしてみました。
やっぱり重さが気になる。パーツの合計を計算すると、まぁ150gぐらいは軽くなっただろう。しかも影響の大きい外周、リムで130gも軽くなるので、これは期待が膨らむ。


重量差
ハブDeore
(530g)
Deore XT
(520g)
-10g
リムMavic T221
(490g x 2)
Mavic Open Pro
(425g x 2)
-130g
スポーク?36本日本製?32本-?g
タイヤMitsuboshi
Cruiseline 28C
Panaracer
Tourer 26C
-?g


で、実際に走った印象は…

走り出して10メートル、最初の印象がブレーキの利きがめちゃくちゃ良くなったことだった。調整してもらったからか、Open Proの精度がいいからか、両方かな?

残念だったのは、漕ぎ出しが軽いとか軽快という印象がなかったこと。
これはタイヤが原因かもしれない。今の自転車で不満なところが疲れること。乗り心地を重視してTourer 26Cを選んだのだけど、考えてみたら最近2時間以上走らないことが多い。これなら軽快さを重視ししてタイヤを選べばよかったと、ちょっと後悔している。

その代わり、スピードに乗ったときの安定感が良くなった。細かい振動がなくなって、しっとりと走ってくれる。なにより路面のでこぼこがスムーズに感じられて、スピードを出しても不安感がなくなった。

もっと言うと、ホイールを換えただけなのに、
自転車が高級になった
感じがする。
今までに比べれば高いが(3万5千円ぐらい)、それだけの価値があったと思う。

さらに、走行ログから新旧のホイールを比較してみる。
  日付   距離  平均速度
 2007年09月 33.8km 25.2km/hr ←新ホイール※
 2007年08月 44.0km 25.0km/hr ←新ホイール
 2007年07月 11.4km 24.3km/hr
 2007年06月 19.3km 21.2km/hr
 2007年05月 24.0km 23.0km/hr
 2007年05月 30.9km 23.2km/hr
平均速度25km台がでるようになりました。ちなみに、全てログは多摩サイを南下したとき。7月のログは11kmと短いため、6月のログ19kmはシートポストをチェックしながらなので、比較対象からはず。すると、5月のころに比べて平均が23km→25kmにアップしたことになる。(ちなみに※印はペダルをPD-A530に変えた後の数字。)

やっぱり新ホイールのおかげ?

かなり信憑性が低そうな解析だが、素直に2kmアップはうれしい。こういうときに、マイコースがあると比較が便利なんだろうな。

【追記】
レイズ号改造のまとめのページがあります。
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2007年11月8日木曜日

サスペンション・シートポスト交換

ポイント・レイズにはサスペンション・シートポストがついていた【右】。少々の段差も気にならず、結構快適で気に入っていたのだけれど…

あるとき、サドルがふらついて気になるようになった。低速で曲がるときに突然お尻がガクンと動く。いや、まっすぐ走っているときでも、まるでお尻が浮いてるようで定まらない。

実は買った時からサドルが左右にぶれるのは気がついていたが、気になるほどではなかった。経年変化でブレが大きくなったのかもしれないが、タイミングとしてはサドルを後退させてから。昔は、どーんとサドルの上から体重をかけてたので動きを感じなかったのが、フォームが変わって動きが大きくなったのかもしれない。

理由は分からないが、買い替えたい。
そして、一度はカーボン素材を試してみたいと、なるしまフレンドに向かった。少し前の6月のはじめごろの話。

何故か少しおどおどしつつ、店長さんを捕まえて、カーボン・シートポストがあるか聞いてみた。

店長さん:「パイは分かりますか?

パ・パイって? あ、直径か。
え~と、確か直径27.0mmと刻印があったな。

えっ、φ27.0はないな~
と即答で返ってきた。

通販で調べたときもφ27.2ばかりだったので、もしやと思っていたが… その後府中のワイズにいったが、同じ状況で、カーボンはもちろんφ27.0mmのシートポストすら在庫になかった。

結局、手ぶらで帰ってきて、ネットでBBB社のBSP-01、φ27.0mm、長さ250mmmのアルミのシートポストを購入した【下】。どうやらφ27.0はMTBでは比較的ポピュラーらしく、もっともMTB用といっても単に長いだけ(大体350mm)らしく、実用的な問題はないという話。

 
【写真左:上がBBB、下がサスペンションシートのBUM】
【写真右:右がBBB、左がBUM。BBBには2本のボルトが】

さっそく重さを測ってみた。古いのはBUMという名前だった。
 BUM:550g
 BBB:220g

おぉ、わずか4千円で330グラムの軽量化!
持った感じもだんぜん軽い。これは次に乗るときが楽しみだ。もうひとつの違いがサドルのつけ方で、一本締めから2本締めに変わった。単に2つのねじで、サドルを前後から固定するだけなのだが、これがしっかりと締まる。角度も調整しやすいし、ずれにくそうだ。

でも、届いた日には来客が、次の日は仕事に追われと、こういうときにすぐに乗れないのはお約束だ。
で実際に走った印象は・・・

≫硬い。がっちりしている。
乗ったとたん、お尻の感触が硬い。
同じサドルのはずなのにとちょっとびっくり。なるほどサスペンションが効果的なのがよく分かった。ただし、お尻の痛さ今までと同じ。

≫乗り心地は悪くない。
少し走ってみると、やはり硬くて、ごつごつする。
多少は乗り心地が悪くなったが、心配していた突き上げのようなショックはなかったので問題なし。路上のでこぼこがはっきり分かるようになった。これなら、まったく問題ない。

≫曲がりで安定する。
低速の不安定な感じが一切なくなった。手放しで走ってみると非常に簡単にコントロールできる。ちょっと体重をかければ、右に左にと曲がれる。低速でカーブを曲がるときも、お尻に体重を乗せたまま曲がれるようになった。スピードつけて曲がる場合なんかも、安定している。新しいシートポストにしてよかったと思う。

≫走りが変わった。
いや、速くなったとかはないのだけど。でもペダリングで力の入り方が違う。どういうことかというと……

ペダリングすると上下に跳ねる。

ちょっと力強くペダリングをすると、体が上下に跳ねてお尻がサドルにぶつかる。どうやら下手なペダリングでもサスペンションが上下動を上手に吸収してたみたい。「回す」ペダリングを心がけると、上下動がなくなってスムーズに走れるようだ。

≫結論は・・・
交換して満足でした。値段も安かったし。サスペンションの「ふにゃふにゃ」した感触がなくなったので、ペダリングも含めてキチンと走らないといけない気になるのがよかったかも。

【追記】
レイズ号の改造のまとめのページを作りました。
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2007年11月2日金曜日

今更ながらサイコン

サイクル・コンピューター、略してサイコン。サイクロ・コンピューターとも言うらしい。

雑誌を読むと、ぜひ購入しろと書いてある。今年の1月に僕を「ロードバイク欲しい病」に罹患させた友人も、サイコンは面白いよと勧めてた。のだけど、正直に言うと半信半疑だった。
サイコンつけて何が楽しいんだろう?


結局この2月になって、やっとサイコンを購入してみた。ベーシックな機能で手ごろな値段、ワイアレスで取り付けが簡単なCATEYEのCC-MC100Wをチョイス。

走った距離とスピードが分かる。
たったそれだけのことなのに、走るのがすごく楽しくなった。
すまん、疑って悪かった。

なぜかと考えてみたところ、距離が分かると安心するのが大きそうだ。

地図を見れば大体の距離の見当はつくのだけど、ちょっとサイコンを見れば数字として出てると気分的にぜんぜん違う。
 そして走った距離がわかると、帰りの心配をしなくなった。まだ~kmしか走ってないから、まだ大丈夫だ。もう~~kmも走ったから、もうちょっとしたら帰ろうかな、など。そうなると距離も伸びて、今まで行かなかったところまで走るようになった。

距離が正確に出ると、励みになるのも大きい。前回より今日はもうちょっと頑張ろう、とか。ログをつけて、走る距離の目標を立てて、ブログを書いてと、モチベーションもアップしたのも確か。

最初は距離が気になったが、次第にスピードも面白くなった。スピードを出して車道を走る方が楽なのですね。車の流れに乗って走ると気持ちがいい。いや、車がいないほうが気持ちがいいから、やっぱりスピードを出すのは楽しい。

最後は巡航速度。今は時速30kmを維持するのが目標。もちろん平地だけど。限られた時間でできるだけ遠くに行きたい。

次はケイデンス(ペダルの回転数のこと)と心拍を計ってみたと思う。案外サイコンが「ロードバイク欲しい病」の原因かもしれない。

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2007年10月29日月曜日

初めてのレーパン

サドルを変えて不快な痛みは消えたが、やっぱり長い時間(2時間ぐらい?)乗ってるとお尻が痛くなってくる。そこでレーパンを購入することにした。2005年の春ぐらいのことである。

実際、レーパン姿に抵抗はあった。が、実際に使ってみるとなんと楽なことか。お尻はもちろん、こぐのも楽だ。もっと早く使えばよかったと後悔した。1時間以上走るときはレーパンはいてます。

さて、ある年、寒い冬でも自転車に乗ろうと思いたった。それまでは花粉症が終わるころから自転車に乗り始め、冬になると乗るのをやめていた。それではと、寒さ対策のため、長タイツのレーパンを履くことにしたのだけど…

短パンならまだしも、タイツのレーパン姿なんて。

あの姿には、正直ものすごい抵抗があった。が、実際に使ってみるとなんと楽なことか。暖かいのはもちろん、こぐのも楽だ。一緒に購入したジャージも軽くて暖かくて、なんて便利なんだ。あぁ、もっと早く使えばよかったと後悔した。当たり前のことだけど、専門道具はよくできている。

そんなある冬の日の午後・・・
タイツ姿で自転車に出かけ、誰もいない信号待ちをしていたとき、突然のように女子高生が湧いて出てきて、あっという間に20人ぐらいに囲まれてしまった。いや~恥ずかしいやら何やら。誰にも目をあわさぬように一点を注視して、信号が変わると一目散に飛び出した。

そんなこともあったのが、今では気にならなくなった。
慣れって恐ろしい。

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2007年10月26日金曜日

サドル交換

自転車を買って以来、自転車屋には5年ぐらいご無沙汰してた。引越したので、自転車を買った店ははるか彼方に。実は自転車にメンテが必要とか知らなかったのだ。

しかしながら、近場でポタリングしてた時は問題にならなかったことで、距離が出てくるとどうにも困るのがお尻の痛み。家の近くに腕のよさそうな自転車屋を見つけたので、相談してみることにした。

お店の名前は「なるしまフレンド」。当時、ここがローディのメッカとは露知らず…

「あの~、お尻が痛いのですが・・・」

自転車を一目見て、
「あぁ、これなんかいいですよ」

と勧められたのがSelle San Marco SNKというサドル。
薄くて硬そうで、どう見ても痛そうだ。実は穴あきのサドルとかを勧められるかと思ってたので意外だった。これで痛みが減るのかな?

ちょっと固まっているのが分かったのか、店員さんは説明を続けた。
「サドルが柔らかいと、かえって痛い場合があるんですよ」
なんでも、柔らかいクッションが尿道をかえって圧迫するのだそうだ。確かに痛いのはお尻ではなく、走り終わった後の小便だった。なるほど言うとおりだ。

しかも勧めてくれたのは値段が一番安いモデルで、妙に安心して購入したところ、一発で痛いのが直った。正確に言うと、男性としての機能を心配したくなるような不快な痛みがなくなった。

ついでに、走りをよくしたいといったら細いタイヤに(といっても28C)を勧めてくれた。すると、ものすごく軽くなった。今考えれば、あんなブロックタイヤで走ってたものだ。

【追記】
レイズ号改造のまとめのページがあります。

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2007年10月23日火曜日

クロスバイクの不満

このページを読めば、クロスバイクとは何ぞやから、どんな不満が出るのか全て書いてあるのだけど… 自分の言葉で書くというのも、重要だろうと思いこむことにして、日ごろ感じる不満をまとめてみた。

≫ドロップハンドルにできない

ドロップハンドルが怖くてクロスバイクにしたというのに、今はドロップハンドルが欲しくなるのだから。残念なことにクロスバイクに使われているのはMTBのコンポーネントなので、ロップハンドルをつけるのは難しい(お金がかかる)。

フラットバーの問題は、握っている腕のひじが開いてしまうことだと思う。このため腕の力で体重を支えることになり、肩や腕がすごく疲れる。ドロップハンドルだと、ひじを内側に絞るので疲れが少ない(多分)。実際、フラットバーでも握り方を工夫すると、ずいぶんと楽になる。だいたい50kmぐらい走ると、ドロップハンドルが欲しくなる。

≫合うホイールが少ない

雑誌を読みはじめると、Mavicのあんなホイールや、こんな軽量ホイールが目に入ってくるのだけれど、ロードバイク用のホイールはクロスバイクには使えない。

ロードのリアエンド幅は130mm、クロスは135mm、たった5mmの違いのために、ロード用のホイールはクロスバイクには入らないのです。どうせ買わなくても、使えないと言われると欲しくなったりして。

≫もっと早く走りたい

ロードバイクって何故あんなに速いのでしょう?
似たような形してるのに。きっと値段の差に違いない(それもある)。

MTBのコンポーネントって、グレードを上げても軽量化にはならない。下手すると重くなったりする。多分、耐久性を追及しているためでしょう。

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結局、クロスバイクの走りを良くしよう(ロードバイクの方向へ)と改造しにくいのが問題なのかも。値段もお手ごろだったわけで、機材(フレーム)もこれ以上走れるようにするのは難しいのかもしれない。

本来は自転車の種類が違うのだから、クロスバイクをロードと比較してはいけないわけで、ロードバイク買ったらクロスバイクのいい点が見えてくるに違いない、と思ってます。

【以下、2008年6月に追記】
このエントリーを書いた後、2008年3月にロードバイクを購入。そして予想通りクロスバイクについて見直すことになりました。

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2007年10月20日土曜日

ロードバイク欲しい病

「クロスバイク乗りに多く発症し、
 無性にロードバイクが欲しくなるのが特徴。

 ロード乗りの友人と一緒に走る、
 必死で走ってるときにロードバイクにあっさり抜かされる、
 などがきっかけで発症すると考えられる。

 自転車雑誌を購入する、パーツをグレードアップする、
 などにより症状が一時的に改善するが、
 ロードバイクを購入する以外、完治の手段はないと見られる。」


ええと、ロードバイク欲しい病にかかりました。
この1月のことです。ロード乗りの友人と、一緒に走ったのがきっかけでした。いったい、何にはまったのか自分でも良く分かりません。彼のTIMEのせいか、「カーボンはいいよ」の一言か?

それ以来、自転車雑誌を買いまくりました。
それまで自転車雑誌を買ったことなかった。

「そうか、自分はクロスバイクに乗っているのか…」

まずは、そんなことも知らないことが分かりました。
それでいて自転車を趣味になんて話してたのか~。
かなり恥ずかしい。それかと自転車雑誌を買っても症状は軽くならないです。単に物欲が増えるだけみたいですね。

今すぐにはロードバイクを購入できないので、自転車をグレードアップ(改造)して発散してます。それはそれで楽しいのですが、ロードにはなれないクロスの悲しさ、のようなものを感じるのも確かです。こんなことで悩むなんて中途半端に似ているのが原因でしょう。

インターネットを調べたところ、似たような状況の人は結構多い様子。自分ひとりだけではないと分かって、少しは気が楽になりました。今度のサイクルモードで試乗したりして、年末にはロードバイクを買いたいなぁ、と思案中です。

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2007年10月9日火曜日

多摩サイの抜け道

多摩大橋のところで川原に下りると、多摩サイが未舗装の道路になる場所がある。先の台風で道が痛んでしまい、砂をかぶせて応急措置がされている。先日、ここを通ろうとしたけど、ちょっと走れない感じ。

と思って探したら抜け道を見つけました。
今まで気がつかなかったのが残念なぐらい、すっきりと抜けられます。

多摩サイを北上すると、多摩大橋の手前で土手上から河川敷に降りる切り反しがあります。自販機のあるところです。そこを右折して、すぐを左折。しばらく走ると中学校が左手に見えてくるので、学校を超えたところで左折。さらに左に折れるとトンネルが見えてきます。トンネルをくぐれば、多摩サイはすぐそこにあります。

こうして地図をしげしげと見ていると、別の通り方もありそうです。

逆からくる場合は、簡単で、大橋の手前で左に曲がってしまいます。すぐにトンネルが見えるので、通り抜けて、基本右折で走っていると多摩サイに戻ります。

2007年10月5日金曜日

立川市の祭り

国立市に引っ越してきた翌年(2005年)の夏。
すぐ横の立川市で夏祭りがあると聞いて、夕涼みがてら妻と二人で歩いて見に行った。我が家から西へと進むと、立川市内の羽衣町という街を通るのだけれど、びっくり。あの「ねぶた」がある!

それも1台や2台ではなく、10台ぐらいは出てるのではないだろうか?そして結構、大きい。西国立駅のすぐ横を通る広い通りを埋め尽くす、ねぶたと山車と見ながら、ビールを飲んで大満足。思ってた以上に明るくてきれいでした。

「すごかったね~」
「青森まで行かなくてすんだね~」
などと、どうでもいいことを話しながら、立川駅のほうまで歩くと、こちらは盆踊り大会になってました。




しかし、普通の盆踊りとは雰囲気が違う。非常に優雅で、物静かな踊りなのである。なんでも越中の「風のおわら」という有名な盆踊りとのこと。このあたりは妻が詳しい。こうやって静かに踊りながら、一晩中町の中を練り歩くらしい。立川の祭りでは煌々と明かりのついたところ踊るけれど、本物は真っ暗な町の中で踊る。踊っている姿から、本物の人たちが踊っている感じ。

しばらくすると、おわらが終わり、立川市の盆踊り大会へ変わった。延々と続く盆踊りの列が、立川駅の前を占拠する様子も、結構面白かった。

さて、お腹も空いたと見渡すと、夜店がほとんどないのに気がついた。しかたないので駅前の焼き鳥屋で夕食にすることにした。

「盛りだくさんのお祭りだけど、食べ物は少ないね」、
「そういえば、ねぶたはどうしたのだろう」、
「どこか行っちゃったねぇ」

後で分かったのですが、羽衣町のねぶた祭りと、立川市の夏祭りの、2つの祭りを一度に見たのでした。たまたま、その年は同じ日に開催していたようです。

2007年9月27日木曜日

ハケの道(国分寺崖線)

国立市のすぐ横にある国分寺市。こちらもチョコチョコと何度も走ったので、見所を紹介。といっても有名どころばかりだけれど。

まずはお鷹の道から。

国立市と同じように、国分寺にも崖線が通っていて、名前はずばり国分寺崖線。こちらのほうが立川崖線より有名かもしれない。

この崖線の下に、国分寺と真姿の池という名前の湧水群があって、それを結ぶように遊歩道が整備されている。懇々と湧き出る水量は豊富できれいだけど飲用には適さないそうだ。夏の暑い日に行くと、ひんやりとした冷気が気持ちいい。

残念なことにお鷹の道は自転車で走るには厳しいぐらいに細い。そして300メートルぐらいしかないので、自転車を押してのんびり歩く道です。

【右:国分寺の境内にて】

武蔵国分寺跡:国分寺という名前のとおり、ここには奈良時代に作られたお寺があった。場所は、今の国分寺から少し行ったところにある。柵もなく、散策路があるわけでもなく、東京には珍しい空き地のような場所だ。


【上:真姿の池の湧水。】

国分寺ハケの道

お鷹の道から東に進むと、野川という川にぶつかる。このあたりの野川は、半分暗渠になっていて、まさに「棺おけに足を半分突っ込んだ…」という風情。でも、もう少し我慢して進むと、ハケの道と呼ばれる道にでる。ハイキングコースとしても有名らしく、バックパックをしょった人を良く見かける道でもある。

ハケとは崖線のことなので、今まで紹介したほとんどがハケの道なのだけど、国分寺のハケの道は崖が高い。鬱蒼とした緑に覆われた崖には、大学のキャンパスや上品な住宅街になっている。ところどころで寺や神社にすれ違う。おそらく崖から出る湧水にできたのだろう。谷保天満宮と同じなわけだ。そのうちのひとつの神社に入ってみると、やはり池があって、鯉と亀が泳いでいた。これも谷保天満宮と同じ。これが普通か。

【左:ハケと寺(あるいは一般家屋?)】

ハケの道は非常に走りやすい。暑い夏でも木陰が多いので、少し涼しくて気持ちがいい。気がつくと野川公園についてしまう。もうちょっと長かったら、いいのにねぇ。

野川公園では、さっきの野川に合流する。野川もハケに沿って流れていて、このまま進むと世田谷まで行ける。先ほどは暗渠のような野川とは思えないような川になっていて、のんびりとサイクリングできる道も両岸に整備されている。

懇々と流れる野川だけれど、最近水量が減ってきてたという話を聞いた。国分寺周辺でマンション開発などで地下の水源を断ち切られたのではないかという話だ。魚が少なくなって、葦や藻が増えてきたそうだ。

2007年9月24日月曜日

多摩川サイクリングロード

多摩川が東京湾へと注ぐ河口から始まる多摩川サイクリングロード(略して多摩サイ)は、国立市を抜けてさらに上流へと羽村市まで続く。東京西部で(おそらく)もっとも人気のある自転車道路だろう。(Wikipediaの多摩川サイクリングロード参照

最初は国立市周辺をポタしてたが、ちょっとすると飽きてくる。もうちょっと足を伸ばしたいときには、多摩サイをよく利用する。



ただ、府中方面から多摩川を登ってきたサイクリストの多くは国立で引き返してしまうようだ。理由は、国立市で多摩サイはいったん途切れ、一般道に入るから。さらに、ここから上流では道幅は狭くなり、切返しが増えるからだろう。
 たま~に府中と調布の多摩サイを走ると、別の道路のように走りやすいと思う。ただし下流は歩行者が多いのが減点だけど。(上流側も人は多いか…)

でも、自分は国立から上流に向かって走ることが多い。上流は自然が豊か。特に八高線を超えたあたりから、対岸は緑で覆われた丘陵が続く。スピードは出せないが、のんびりポタポタ走るにはいい道と思う。どうせスピード出せないと思うと、人が多くても気にならない。

最初のころは福生まで走って、お~遠くまで走ったなぁと思ってた。さすがに何度も走ると飽きてくるのだけど、自転車に慣れるにつれて距離が伸びる。一年ぐらいすると八王子・秋川・青梅と足を伸ばすようになった。これも多摩サイの魅力のひとつで、多摩川から支流へと走ることができる。



初めて青梅まで走ったとき、MTB乗りと話をした。
「どこから来た?」
と聞かれたので
(ちょっとうれしげに)国立、と答えた。

すると
「ああ、なんだ近いね」
と言われてがっかりした記憶がある。(ちなみに国立から青梅まで片道25kmぐらい。遠くまで来たな~と、自分では思ってた。)

彼は、仕事が終わった夕方5時から走るのだそうだ。これから峠を越えて五日市まで往復するとのこと。すごいな、と素直に関心したのと、いつかは自分も峠を走りたいと思ったのを覚えている。

2007年9月20日木曜日

国立散策

たまには散歩。相変わらず国立市の立川崖線に沿ってあるいた。
結局ここになってしまう。

 

まずは矢川に沿って下流を目指す【写真上左】。矢川は途中で小学校のすぐ横を流れるのだけど、学校の校庭から直接川に入れるようで、ビオトープのようになっている。今日も子供が楽しそうに遊んでいて、いいアイディアだなぁと感心。

ぶらぶら、ゆっくり歩いても、すぐに国道20号にぶつかって矢川沿いの散策は終了。次はママ下遊水地へ。真上を都道の橋を作ってしまった代わりにか、(ほんの少しだけど)公園のように整備されている。ここは猫のたまり場みたいで、夕方来ると猫が何匹かで打合せをよくしている。

そこからしばらくは府中用水の支流(?)に沿って歩いた【写真上右】。水量は豊富だけど、矢川に比べると少し水がにごっている。国立市郷土文化館で少し休憩を取り、城山公園を目指した。

城山公園は、立川崖線に沿って作られた細い公園。ここには白い猫がいる【写真右】。野良なのかどうか?きれいだし、人懐こいので近くのペットかもしれない。しばらくなでてたけど、蚊に刺され始めたので先へと進んだ。

最後は谷保天満宮を抜けることにした。
菅原道真を祭っているので、受験生に人気の絵馬がたくさん飾られている【写真下】。


 

2007年9月15日土曜日

秋川CRも水没してた

久しぶりに多摩サイから秋川サイクリングロード(CR)に入ったら、こちらも先の台風9号でCRが水没していた。そういえば、そんなニュースをどこかのブログで読んだような気がする・・・【右:見事にサイクリングロードが川に飲み込まれているところ。】

迂回して、急坂を上ると秋川を見下ろす景色ポイントを発見。いい景色だけど、秋川がCRを削り取っているのも良く見えた。復旧には時間がかかりそうな感じがするなぁ。その後も舗装がめくれあがったり、半分水に使ってたりと散々な状態だった。

お気に入りのポタリングコースだったので残念。多摩サイに比べると、秋川CRは川音が聞こえるぐらい川のすぐそばを走るし、山も迫ってくるように感じる。川の反対側は田んぼだったりと自然に囲まれているので、多摩サイより楽しいコースだった。(その代わり走りにくいけど。)

先週のエントリーで福生南公園が9月16日まで使用中止と書きましたが、それは別の公園のことでした。福生南公園は普及のめどが立っていないようです。


【すぐそばに自然を感じられるのが秋川CRの好きなところ】

[追記2008/09/01] 旧聞に属することかもしれませんが、秋川サイクリングロードは復旧したということです。

2007年9月9日日曜日

多摩川増水

ちょっと旧聞になりますが、台風が過ぎた翌日の土曜日、多摩川に沿って羽村まで走ってみました。2007年9月7日の台風9号は久しぶりに東京を直撃し、多摩川増水のニュースがたくさん流れました。河川敷を通っているサイクリングロードは大丈夫なのかと走ってみたわけですが・・・

 

いつものように国立からサイクリングロードに入った矢先、いきなり道が封鎖状態【写真左】。ぜんぜん片付いてないじゃないか!?と思ったのだけど、迂回路が用意されていて、その後は順調。泥が残ったり、片付いてない場所も一部あったけど、やはり迂回路があって、ひとまず自転車でも通行できるように後片付けされてるようです。

特に野球場やサッカー場のある公園は、週末の試合に間に合わせるぞ!と気合を入れて片付けたようで、台風のことなんか忘れたように子供たちが試合に没頭してました。後片付けのプライオリティというかマニュアルがあるんだろうなぁ。

と思ったら福生南公園が完全封鎖!
作業のおじちゃんに聞いたら、道が半分崩落したとのこと。橋の上から見ると、公園の一部がなくなっている。う~ん、すごい。自然の猛威を感じます【写真右】。当面9月16日(日)まで使用中止は決まってるみたいです(福生市のホームページから

多摩サイを通るとき、しばらくは福生南公園はバイパスする必要がありそうです。

2007年9月6日木曜日

国立市その他

ポタポタと国立市を走った経験から、国立市の見所をまとめてみると・・・

  • 大学通り
    国立駅からまっすぐに伸びる大きな通り。桜が有名。雰囲気が良いので、国立市のシンボルになっている。クリスマスのときは、大きなイチョウの木にイルミネーションが点灯する。桜で有名な国立市だが、市の木はイチョウだったりする。
      片側2車線の両側には自転車専用レーンがある。広い花壇と植え込みと、広い車道に挟まれていて、自転車レーンあることに気がつかないかもしれない。さらに逆走する自転車、のんびりと散歩するカップル、結構な段差と、自転車で気持ちよく走るには厳しいのが残念。

  • 一橋大学
    歩いて5分なので自転車で行くことはないが、歩いても自転車でも通り抜けられる。意外と緑の少ない国立市にあって貴重な緑。

  • 鉄道総合技術研究所
    未確認情報ながら、新幹線ひかり号を開発した有名な研究所らしい。住所は「光町」なのはやっぱり「ひかり」だからか。昔懐かしい「ひかり号」がおいてある。国立駅のすぐ北側にあるけど、住所は国分寺市。それに見学できなさそうだし、見所とはいえないかも。


  • 結局国立市の見所といったら桜になりそう。
    桜についていくつかブログにエントリーがあるので、そちらもぜひどうぞ。
南武線から上(北側)の国立市は、南北に格子状の道路ができた整然とした街並み。自転車で走って迷子になることはないが、面白みにかけるなぁと思う。結局ハケが一番の見所かなぁ。

2007年8月30日木曜日

番外編:オプションディナー

タヒチに着いた夜の話。
新婚旅行夫婦にはもれなくついてくるJTBのオプションディナーに参加した。ガイドブックによると、タヒチ島でも指折りの高級フランスレストラン「Le Coco's」でのお食事だ。

夕方6時半にスタッフがホテルにバンで迎えに 来てくれて、僕らを含めた4組、計8人の新婚さんをレストランまで送ってくれた。僕らはちょっと遅れたので、バンに乗り込むと全員がまってる状態。ちょっと挨拶をするも、お互いに新婚だと分かっているからか、どこと無く恥ずかしい感じ。
 「新婚ですか~」 → 分かってるって。
 「お互い、頑張りましょう」 → そんなこと言えるか。
結局、言葉も交わすことも無く、ちょっと気まずい雰囲気でレストランに到着したのだった。

レストランに入ると、誰一人として客がいない。

そして、ガラーンと広々とした空間に、20ほどのテーブルが置かれている。テーブルとテーブルの間が妙に広い。

これからどうしろというんだ?と思ったら、
「どれでもお好きなテーブルに、ばらばら座ってください」、
と言われた。

で、そのまま無言で各組ばらばらになって座ったのだが、この間の悪さ。二人で笑いをこらえるの に必死でした。

まぁ、新婚ばかりなので、10分もすれば間の悪さも解消、各組自分たちの世界に入り込んで話してましたけど。

ところで味ですが、パリで食べる普通のフランス料理をちょっと高級にした感じ…って、意味分かりますか?余り良い意味ではないのは確か。でも雰囲気は最高の レストランなのも確か。それとこのレストラン、目の前に海が広がるというのが触れ込みなのだが、夜だったので海はまったく見えず、波の音が聞こえるだけだった。どうせなら、もっと早めに食事にして夕日を見ながらとかのディナーにすればいいのに。

2007年8月24日金曜日

矢川緑地

家からほんの少しのところに、矢川緑地という場所がある。

 

民家が密集している小道から、ほんの少し入ると森のような公園が突然のように現れる。中には、やはり立川崖線から湧き出る湧水のひとつがあり、ここから矢川が始まっている。いや、矢川の源泉はまだ上流にあるらしいが、この先は暗渠なので追いかけることはできないらしい。

ここから下流へ、澄んだ矢川の水を見ながら走れる小道が整備されている。土日になると子供が川で遊んでるので、ぶつからないように気をつけて走ったりする。国道20号にぶつかったところで、小道は終わり。自動車の騒音と排気ガスで、現実に戻ったきがする。

多摩サイからの帰り道、矢川に沿って走ることが多い。崖線なのだから、当然坂を登らなければならない。けど、この景色を見たら、坂なんか気にならなくなる。住んでる近くに、ほっとできる場所があるのはいいことだと思う。

地図を見たら、矢川緑地は立川市なんだ。緑が多い国立市だが、意外と公園は少ない。

2007年8月20日月曜日

国立市の立川崖線

自転車で走り始めて、最初に行くようになったのが南武線と多摩川にはさまれる地帯。ここは、ぽっかりと開発から取り残されたような場所だ。

ここを走ると、崖が延々と続いていて、崖に沿って林が残っていて、その下を小川が流れている【写真右】。

これは立川崖線という昔の多摩川の流れが作った崖で、古くはハケと呼ばれていたという。ハケに沿って、ところどころ湧き水が出ていて、谷保天満宮にある池もそんな湧き水のひとつだそうだ。【写真下:秋には案山子が】



このあたりの地形に関してはWikipediaの「武蔵野台地」が詳しい。

見所は、谷保天満宮、古民家、城山公園、ママ下遊水池、くにたち郷土文化館、と国立市も力を入れている様子が伺える【写真下:国立市の古民家】。まぁ、あまり期待しすぎないほうが良いとは思うが。



立川崖線に沿って立川市そして府中市と走ったことがある。
どちらも崖に沿って林が残っていたが、それ以外は開発が完了していた。国立市にあるような里山のような風景は見られなかったものの、道が複雑で、ところどころにお寺があったりと楽しい。たまには、のんびりと(迷いそうになりながら)走るのも悪くないと思う。

グーグルマップ作りました。

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